【家計を知る】キャッシュフロー表の話

共働き夫婦

保険の見直しをしたことがある方などは、家計の見直しとしてキャッシュフロー表を見たことがあると思われます。
しかしながら、その際キャッシュフロー表の中身を精査する方は少ないのが実情です。
せっかくのチャンスを無駄にしてしまっているのです。この際、自分にとって都合の悪い未来を想定してみるのも一計です。。

キャッシュフロー表はとても便利なものです。
結婚、出産、住宅購入、子供の進学、転職、定年退職、人生のイベントにおいては、お金のことは切り離せないものです。
それらイベントにおいてどの程度の支出が予想されるのか、どの程度まで支出が可能なのか、そしてどの程度まで借り入れが可能なのか、総合的客観的に判断できる材料なのです。

注意点としましては、現実味を欠いた要求をキャッシュフローに反映させないことです。がっかりするだけなので、収入に見合った計画を立てるべきです。

キャッシュフロー

例えば…

不動産の購入に際して、夫婦それぞれで借入れをおこしてしまうと、出産のための休職が難しくなります。そうなるとどうしてもその間の返済を別途考えなければなりません。
また、現役のうちに子供が大学卒業できなければ、年金で学費を捻出することになります。
退職金があればいいのですが、それらも望めないご時世、代わる収入を用意する必要がございます。
高級車のローンのために住宅ローンが組めないなんて本末転倒です、借入金も計画的に必要な部分に投入すべきなのです。
このように、目先の判断で大きな決断をしてしまうと、あっと言う間に破綻してしまいます。
ご主人一馬力で家計を賄うのであれば、ある程度想定通りにいけますが、収入合算で家計を考えてしまうと思わぬ落とし穴に落ちてしまうのです。
奥さまの収入は、予備費であると考えるべきです。まぁこの頃では、予備費が主たる収入を超えることはよくあることですが・・・超えてしまうのであれば家計は盤石となります。

これは女性差別でもなんでもなく、出産が予定にあるならば、その間、女性は仕事が出来ないという現実があるからです。この現実をどのようにクリアするのか、このような場合では、男性を主に家計を考えるのが合理的なのであります。

当然、子供を望まない生活であれば、女性が主でも問題ないのです。

キャッシュフロー表を利用して、現在の収支確認ができるのであれば、老後の収支計算も容易です。
今から無駄を省いたミニマムな家計を心掛けましょう。
浮いた分はすべて予備費に回ります。
この予備費を運用や補填の補填に回すのです。

ここで提案がございます。

私は、なんでもかんでも節約節約というのが好きではありません。テレビなどでおこなっている倹約合戦などは、手間を考えたらより高くついてしまっていることが多く見受けられます。適度な倹約、無駄な支出を控える、家計を健全化させるためのものであるならば良いのですが、行き過ぎた倹約は、なんだか滑稽に思えてしまいます。節約バカにならず、クレバーな倹約家を目指したいものです。

皆さまも是非、キャッシュフロー表を作成し、様々な想定をしてみて下さい。
ほとんどの方に必ずマイナスになる場面があることでしょう、が、借入れで補填が出来れば問題ありません。ただし老後の家計健全化のためには、定年退職前に返済を終わらせて下さいネ。

ご参考になりますれば幸甚です。

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まちの専門家グループ株式会社ラックコンサルタント
経験豊富なアドバイザーがお客さま一人一人の専属担当となり、問題解決のために必要となるプロジェクトチームを編成。お客様と専門家をワンストップでつなぎます。独自の専門家ネットワークで、ファイナンシャルプランニング設計をはじめ、複合的なご相談の窓口としてご利用いただけます。

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