【終活の新常識】デジタル遺産の整理、出来ていますか?

近年、終活の一環として注目されているのが「デジタル遺産」の整理です。

デジタル遺産とは「故人が生前に利用していたインターネット上の財産や情報」のこと。

具体的には、SNSアカウント、ネット銀行や証券口座、電子マネー、クラウドに保存された写真や文書、サブスクリプション契約などが含まれます。

デジタル遺産を放置すると思わぬトラブルが

デジタル遺産は形がないため見落とされがちですが、放置すると思わぬトラブルを招くことがあります。たとえば、故人のSNSがそのまま残り、誕生日に自動で通知が届いてしまうことで遺族が心を痛めるケース。
また、ネット銀行の口座に資産があるにもかかわらず、家族がその存在を知らずに相続手続きができない事例もあります。

さらに、サブスクリプション契約が継続され、不要な料金が引き落とされ続けることも。

デジタル遺産イメージ

デジタル遺産のトラブルを防ぐ方法

こうした問題を防ぐためには、事前の整理と情報共有が不可欠です。

まずは、自分が利用しているデジタルサービスを一覧化し、IDやパスワード、契約内容を記録しておきましょう。
これを紙に書いて保管する方法もありますが、セキュリティ面を考慮すると、信頼できるデジタル遺言サービスやパスワード管理ツールの活用も有効です。

また、家族や信頼できる第三者に「デジタル遺産があること」を伝えておくことも大切です。

遺言書に記載する、エンディングノートにまとめるなど、法的・実務的な観点からも整理しておくことで、遺族の負担を軽減し、円滑な相続につながります。

デジタル遺産イメージ

当事務所では、デジタル遺産の整理に関するご相談も承っております。
終活は「物」だけでなく「情報」の整理も重要です。
この機会に、見えない資産の棚卸しを始めてみませんか?

ご相談は是非、溝淵司法綜合事務所へお気軽にどうぞ。

投稿者プロフィール

司法書士法人溝淵司法綜合事務所
司法書士法人溝淵司法綜合事務所
昭和54年の開業以来一貫して「お客様第一」の姿勢を徹底しております。 進化する生活の町「武蔵小杉」を基盤にもっとも身近なリーガルアドバイザーを目指し、総勢35名のスタッフで業務を行っています。 お客様との「信頼関係」それが私たちの財産です。 これからも、お客様のおかげで私たちがあることを忘れずに、お客様第一主義 を徹底いたします。

100年ライフマネジメント

「100年ライフマネジメント」は、お客様の生活の中にある心配事を共に確認し、年代に応じた対策準備のお手伝いをする専属アドバイザー契約です。

月々1000円(税込)で専属アドバイザーには何度でもご相談いただけます。

ABOUTこの記事をかいた人

昭和54年の開業以来一貫して「お客様第一」の姿勢を徹底しております。 進化する生活の町「武蔵小杉」を基盤にもっとも身近なリーガルアドバイザーを目指し、総勢35名のスタッフで業務を行っています。 お客様との「信頼関係」それが私たちの財産です。 これからも、お客様のおかげで私たちがあることを忘れずに、お客様第一主義 を徹底いたします。