お米は日本人の生活にとってかかせない食べ物です。
先日スーパーに行きましたが、概ね5キロあたり4,000円前後のお米が多い印象でした。
私はお米に強いこだわりがないので、2024年春頃には近くのスーパーで5キロ1,500円前後のお米を買っていましたが、今では倍以上の値段となっています。
お米の価格は私たちの生活に大きな影響を与えますので、本日はお米の価格がいつ下がるのかを考えていきます。
米価格の決定方法
以前は政府が米価格を決定していましたが、2004年から完全に自由化され、民間で売買ができるようになりました。
現在はJA等の出荷業者と卸売業者や小売業者が一対一で交渉して、価格を決める相対取引が中心となっています。
この取引をする基準となるのが、JAが農家から米を買い取る際に支払う概算金(仮払金)となります。
概算金は県単位で全農県本部・経済連がそれぞれ独自に決定し、県単位で提示された概算金をもとに、各JAが農家に対して独自の概算金を提示しています。
JAにとって概算金は仕入値となりますので、仕入値が上がれば販売価格も必然的に上がり、小売価格の上昇、そして店頭価格の上昇に繋がります。
JAが仕入れた値段に精米・袋詰・保管・輸送費用、卸売業者や小売店の利益が上乗せされ、最終的な店頭価格が決まります。
価格変動に影響を与える要因
米価格は基本的には需給バランスで決まりますが、様々な要因で価格が変動します。
主な変動要因は下記となります。
① 受給バランス:価格決定の土台
需要が多くなれば価格は上がり、供給量が多くなれば価格は下がります。② 作況単収指数:農林水産省が公表する収穫量の目安となる指数
平均を100として数値が多きいほど豊作、小さいほど不作2025年は102と発表され、やや良いに分類されました
③ 天候:猛暑、冷夏、大雨などによる収穫減少
収穫量が少なくなると価格は上昇④ 政府の政策:備蓄米の放出等
人為的に価格を安定させるまたは調整する方法⑤ 在庫状況:市場へ流通している在庫数
在庫が不足すると価格は高騰、在庫が豊富にあれば価格は安定⑥ 生産コストの変動:肥料や農薬、人件費等
近年は価格や人件費の高騰により生産コストは高騰中、円安も影響
その他、消費動向や新米が出てくる時期などでも米価格に影響を与えます。
米の価格はいつ下がる?
米の5キロあたりの店頭価格はしばらく2,000円前後で推移をしていましたが、2024年夏から価格が上昇し4,000円台に突入しました。
2026年に入ってからも大きな変化はありませんが、玄米60キロあたりの業者間取引価格(JA等の出荷業者が出荷先の卸売業者と契約した際の平均価格)は去年10月をピークに2か月連続で下落しています。
続いて、収穫量・在庫の状況も確認してみましょう。
▼米の生産量と需要量
2025年産の全国収穫量は前年比67万トン増の746万トンとなりました。
収穫量が増えたことにより民間在庫が増え続け、適正在庫と言われている180万トン~200万トンを上回り、2026年6月には最大230万トンとなる予想です。
過去の在庫量からみてもかなりの在庫量だと言われています。
これに伴い2026年の生産量は全国25府県で減少する見込みとなりました。
つまり、
在庫の増加⇒米価格暴落の予兆⇒生産量を減少して暴落しないよう調整する
…ような考え方が広がっています。
また、3月末には多くの会社で決算を迎えます。
それまでに在庫を整理したいという動きが加速する可能性もあります。
業者間取引価格の下落、過剰在庫、そして3月末の決算に向けての在庫整理と下落につながる要因はいくつか考えられますので、これから3月末に向けて米価格は下落に転じていくと予想されています。
米価格が安くなることは私たちの生活にとっては良いですが、価格が下がってもお米の生産に関わる方の生活も困らないよう考慮した価格設定にしていただきたいと思います。
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