SEO(検索エンジン)対策において、成功の鍵は「キーワードをもとに設計されたサイトコンテンツ」にあります。
つまり、ろくにキーワードも調べずに、サイトを作ってはいけないということです。
例えば、あなたの初デートを思い出して下さい。
「相手は何が好きなんだろうか?」
「どんなふうに1日を過ごしたいんだろうか?」
など、一生懸命になって相手のことを真剣に考えたはずです。
でも、サイト制作のことになると、多くの人はいきなり自己中心的になってしまいます。
「サイトのデザインは、どんなものがいいか?」
「インパクトのあるページを作りたい・・・」
など、検索エンジンユーザーを無視して、突っ走ってしまいます。
コンテンツの質が良ければ、こうなります!
- ブログに記事を書き、ソーシャルメディアで自動的に拡散して、短期間でアクセスを集められる
- 検索エンジンのクロウラーが頻繁に回ってくるようになり、ページが適切に評価されるようになる
- SEOで継続的に集客し続けられるようになる
コンテンツの質が悪ければ、こうなってしまいます・・・。
- ソーシャルメディアで拡散しないからアクセスが集まらない
- アクセスが集まらないから被リンクがつかない
- 被リンクがつかないからSEOがあがらない
良いコンテンツとは何か?
- 検索エンジンユーザーが、本当に求めている情報であること
- 検索エンジンユーザーが、ストレスなく読みやすく体系立てられている
- SEOに基づくコピーライティングによって記事が書かれている
悪いコンテンツとは何か?
- 検索エンジンユーザーにとって関係のない自分の主張ばかりが書かれている・・・
- 検索エンジンユーザーが読みやすいように、体系立てられていない(分かりづらい)・・・
- SEOに基づくコピーライティングによって記事が書かれていない・・・
Googleキーワードプランナーを使ってキーワードをリサーチする
キーワードプランナーを使うと下図のように、 どのキーワードが月間どれぐらい検索されて いるのかを知ることができます。
Googleキーワードプランナーで分かる「2つのこと」
1.将来的なSEO経由からのアクセス数
自分の選んだキーワードで検索上位になったら、毎月そのキーワードで書かれたコンテンツからどれぐらいのアクセスをSEOで集められるようになるかが分かります。もちろん検索数の多いキーワード程、アクセス数は多くなります。
2.ユーザーのニーズや欲求
そのキーワードに関して情報を求めている人が、どれぐらいいるかという「情報ニーズや欲求が数字で分かります」。例えば、「スーツ 選び方」というキーワードの月間検索数が2,900あるとすれば、「スーツの選 び方」で悩んでいる人が約2,900人いるということです。このようにキーワー ドを調べることによって、WEBユーザーが何に困っているのかが分かります。
自分のビジネスに関係のあるキーワードを全て抽出する
まずは、あなたのビジネスに関連のあるキーワード を全て抽出します。 次に、抽出したキーワードを以下の4つに分類します。
1.「今すぐに買いたい見込み客」向けのキーワード
いますぐに、あなたの商品やサービス を求めている人たちに向けたキーワードです。例えば、「ベルリッツ英会話」など商品名で検索する人は、 その特定の商品を求めている人なので、すぐに購入に結びつきます。
2.「検討している見込み客」向けのキーワード
商品やサービスの必要性は確実に感じているが、どの商品・サービスが良いかを決めかねている人たちに向けたキーワードです。例えば、彼ら、彼女らは「ノートパソコン 比 較」や「化粧水 ランキング」などのキーワードで検索します。
3.「興味を持っている見込み客」向けのキーワード
ある特定の商品・サービスが欲しいと思っているが、まだ購買に至るだけの緊急性を持っていない人たちに向けたキーワードです。彼ら、彼女らは例えば、「商品名 評価」や「商品名 セール情報」などのキーワードで検索します。
4.「まだ、知らない見込み客」向けのキーワード
将来的にお客様になる可能性のある潜在的見込客に向けたキーワードです。例えば、あなたが英語塾を運営しているとしたら、彼ら、彼女らは「英会話 勉強法」や「英語 リスニング」などの キーワードで検索します。
キーワードをもとに サイトコンテンツの構造を決める
1.サイトトップ
サイトのトップページには検索数が多いもののうち最も重要な キーワードを設定します。例えば、アパレルのECサイトを作 るなら「ファッション」を設定したり、コピーライティングの サイトなら「コピーライティング」を設定したりします。この キーワードは1年以上かけてじっくりと攻略していくことになります。
2.サービス案内
「サービス名 価格」や「商品名 料金」のようなキーワードを使って、商品の特徴の説明ページや、ユーザーが迷わず使えるようなお申し込みページや購入ページを充実させることが重要です。
3.新規客獲得ページ(LP・ランディングページ)
例えば、英会話系キーワードで言うと、「英会話 無料体験」と検索する人は、英会話教室に通うことを積極的に考えており、どこが一番良いかを選ぶために無料体験入学を求めています。
そうした検索ユーザーに、自社の英会話レッスンの良さと他との違いを伝え、無料体験入学の申し込みもできるページを届けることができれば、検索ユーザーに確実に喜ばれます。その結果、ランディングページでも、検索エンジンで上位表示されるようになります。
4.ブログトップ
ブログトップには、自由にブログ名を設定しましょう。「英会話」などのビッグキーワードをブログ名に入れておいても良いですが、あまりSEO効果に差はありません。ブログで良質な記事を更新し続けていれば、自然とブログ自体の認知度が高まってきます。そして、ブログ名での検索が増えてくるようになります。
5.見込客獲得ページ(オプトインページ)
無料お試し、無料レポート、無料サンプル、無料体験など、より興味を持ってもらうためのオファー(特典)と引き換えにして、見込客の個人情報を集めるページになります。
ここで集めた個人情報に対しては、メールマガジンやランディングページなどを使って、新規客に育てていくことが必要です。
6.会社案内
会社案内のページは、会社の概要や考え方などを伝えていきます。
どんなに商品・サービスが魅力的であっても、人は怪しい会社や嫌いな会社から商品・サービスを買おうとはしません。
見込客に安心感と信頼を持ってもらえるような情報を発信していきましょう。
集客において最も重要なものは、一つ一つのブログ記事
集客できるサイトに育てていくために最も重要なものは「良質なブログ記事」です。
「良質なブログ記事」はFacebookやTwitterなどのソーシャルメディアで多くシェアされやすいため、ナチュラルリンクが自動的に多く貼られるようになリマす。
Googleのクローラーはナチュラルリンクを辿って、ブログ記事に辿りつき、次に内部リンクを辿って、カテゴリーページやTOPページ、サイトを巡回するようになります。そうなった時に初めて、あらゆるページで上位表示されるようになるのです。
まとめ
このように、キーワードに基づいてサイトやブログを設計/制作すると、後は「良質なブログ記事」を作っていくだけで、各ページがSEOでどんどん上位表示されるようになります。
なぜなら、「良質なブログ記事」を作り、ファンやフォロワーに更新情報を届け続ければ、FacebookやTwitter、はてなブックマークなどのソーシャルメディアで数多くシェアされるようになるからです。
「良質なブログ記事」がソーシャルメディアでシェアされると、短期間で多くの人がアクセスしてくるようになります。そして、アクセスしてきた人の中で、自分でサイトやブログを運営している人がいたら積極的にリンクを付けてくれて、ひとつひとつのブログ記事ページのSEO効果が強くなっていきます。
すると、ブログ記事ページのSEO効果が、その上の階層にあるカテゴリーページにも反映され、さらにカテゴリーページのSEO効果はブログトップページにも波及するようになります。こうやって、サイト全体のSEO効果が強まり、あらゆるキーワードで上位表示されるようになるのです。
つまり、ひとつひとつのブログ記事の質がSEOの成功可否を左右するということです。
逆に、ブログ記事の質が悪いと、誰もシェアしてくれないし、誰もリンクを貼ってくれず、カテゴリーページやトップページのSEO効果も強くなりません。
どこよりも役立ち、検索エンジンユーザーを120%満足させるブログ記事を書き続けることこそ、SEO対策の王道なのです。
追伸
PPC広告とコンテンツSEO、お互いを組み合わせて行うと、PPC広告の「利益率が低い」「広告依存」というデメリットと、コンテンツSEOの「売上成果が出るまでに時間が必要」というデメリットを補い合うことができます。そして、利益率が高く、WEBサイトがある限り、毎月数百、数千というお客様を獲得し続けるWEB上のマーケティング資産を作り上げることができます。
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